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そういう人だと思ってなかった。 どっちかといえば内弁慶(音楽業界的に)タイプなのかと。 もちろん、音楽に関しては悩みやすくても実生活は至ってノーテンキというか天然で、基本的に性格は明るく友達もフツーにつくれる快活なスポーツマンなのはわかっていたけれど、フェスを仕切る…それも、会場を考えるとそれなり大規模だと思われるヤツ…そんな大それたコトをするとは…。 しかも自分の名前ガッツリ前に出して。 やるね藤巻亮太。 完全に予想の外。
正直なところ、独立のリリースが出たときは、あまりいい方に考えが向かなかった。 ウーロンのリストラ? また気持ちが闇に沈みかけてる? なんかお金でモメた? 不安なのはファンみな一緒で、そんなことを誰も口には出さなかったけど、いろんな可能性(主に悪いほうの)を考えて心の準備をしていた人もいただろうと思う。少なくとも私はそうだった。 レポの冒頭段階でもうMC内容をバラしちゃうけど、1stステージでの、独立に関する説明は、ただただ「新しい道」「新しい企画」と言うばかりで具体的なモノが何もなし。 表情や喋り口から、そんなに悪い状況なわけでもなく実際に何かの企画発表はしてくれる?ぐらいに多少不安の度合が下がった程度で、東京の1st参戦者で打ち上げをしたときも、心の底にあるモヤモヤは皆ぬぐい切れなかった。 それが、2ndで、まさかのドンデン返し発表。 うれしいんだけど、飛び上がりたいぐらいにうれしいんだけど、人脈ちゃんとある?あの山中湖の広い会場埋められるだけのアーティスト呼べる?失敗したら大赤字だよ?小林武史からは協力が得られるの?関係は円満なの?もし円満退社じゃない場合は裏切り者として潰しにこられるんじゃないの?とか、まだ心配も尽きないんですけどね…。 会場と時期からいって、スペシャの協力はアリ? 唐突に現れたEPSONさんが何かカギを握ってる? まあ現段階ではすべて憶測です。 ちなみに、マウントフジマキのマの字も想像できないはずの打ち上げの席で、彼がこれからやろうとしている活動の内容や場所までほぼ言い当てた方がいた。さすがの洞察力と言うほかない。ちなみに大阪1stで五月雨を予想したのと同じ人。 で、そうなると、ライブレポの方向性が相当に違ってくることになる。 この記事は、マウントフジマキ正式発表前である1stのレポだが、選曲の意図を読むにしても、フェス立案や退社に至る彼の心の動きを踏まえる(想像する)必要が出てくる。 大阪では、まだ独立リリースも出る前で、純粋に「ファン祭りどんなもんだ?」という期待があるだけだったし、実際に観れば驚きのセトリにただただ興奮するばかりだった。 曲数の少なさは不満だったけど、このセトリを東京が終わる前にバラすことはできないなと、私にしては異例のレポ封印をしながらも、原稿はしっかり書いて、ほとんど完成していた。単純にそれまでの延長線上に立った見方から、いま現在の彼の心模様とかこれからの方向性を探るような、いつものスタイルで。 そこにイキナリ出た独立リリース。 「は?何ソレ!?」 「オレ書いてたの全然違うくなっちゃう」 プチパニックになりながらも、リリースと辻褄が合うように、一度はかなりの手直しをした。 とはいうものの、この時点での舌足らずな発表だけでは、独立した先にどうなる?とか、そもそも何で?という一番大事なところが見えない。 所属事務所という、彼の社会人としての根っ子がなくなるのだから、相当な決意であることは間違いなく、何かが変わる大きなムーブメント(この時点ではそれが前向きなものなのか後向きなものなのかもわからない)が起きているのも確か。それでいて先が見えないとなれば、彼の心に踏み込んだレポなど書きようがない。 悩んだ挙げ句、一度直したものを元に戻し、見当はずれで恥をさらすのも覚悟で大阪レポをupした。 その分、この東京レポでは、思いっ切りその流れを底に敷いての考察をしようと思う。 と言いつつもまずは、私自身のファン祭り東京1st参戦そのものについて。 やはり大阪と同様、普通に先行と一般にエントリーして普通に落ち、その後大阪に関しては人からお助けいただいて参戦を決めることができたが、東京は完全にムリな状況。 ちょうどその頃から、担当業務のエリア替えなどで思いもよらず忙しくなったこともあり、もはや完全にあきらめていた。 そこへ、なんと電凸で強引にGETしてくださったとの報。 あきらめたらそこで試合終了だよ。 ってヤツですね。 思えば、いろんな人に何度も何度も助けてもらってる。 この7年間で生まれたつながりは、私の後半生においてかけがえのないものだ。 その中に男子はきわめて少数で、ほとんどの場面では私ひとり男の子というシチュエーションなのだが、職場でも状況はほぼ同じであり、おそらくは今後の人生もその感じでいっちまうのだろう。 同年代のオッサンたちにそれを伝えた時の反応は「うらやましい」と「大変じゃねえか」に分かれる。 が、逆のケース(男の中に紅一点的な集団とのつきあいが一生続く)と比べてどちらがいいかと訊かれれば迷うことなく「今のほうがいい!!」と即答する。 会場のビルボードライブ東京は、東京ミッドタウンという商業施設の中にある。 あいも変わらず苦手な場所です。六本木。 東京周辺に住んでもう20年以上になるというのに、いまだに行くだけで緊張してしまう。 会場に着いたのは、すでに案内が始まっている15:30。ライブハウスだと「誘導」だが、ビルボードでは黒服のスタッフがひと組ずつ招き入れるから、「案内」である。 ギリギリの到着でも、いろんな方にお会いできた。 基本的に一層+ヒナ壇の大阪と違って何層かに分かれており、単純な床面積ではおそらく大阪の方が広い。 私の席は、彼から見て左側ナナメ30度上。けっこうな見下ろし感で、左側のホッペの傷がよく見える位置になる。 ちなみにグラウンドフロアの最前列は、マイクスタンドから1メートルもない場所。むっちゃ近い。藤巻亮太の、文字通り目の前で、飲み食いしながら観ることになる。 独立というかなりビックリなリリースがあってからの東京1stで、みんな不安そうな面持ちかななんてこともちょっと考えたけど、これからライブが始まるという高揚感は普段と変わらない。 あとは、彼がいつも言うように、音楽に身を委ねよう。 1)Blue Jet アコギ1本でもイントロですぐにわかったけれど、いろんな意味で意表を突かれた。 大阪→独立発表→Blue Jet 本人自身がそこまでの意味づけをしてはいないのかもしれないが、ここはどうしてもつながりでとらえてしまう。 荒ぶってるのか…心が…? 人っ子ひとりいない、犬も吠えない場所へ踏み出すのか…? 2ndが終わってマウントフジマキのリリースが出されたことを知る前までの私の想いは、そんな感じだった。 その意気や良し! 野に下って独立独歩の道を歩む自分を鼓舞するかのよう。 しかも、最新の、ゴツゴツした曲を選ぶ。 少なくとも、エーテル収録曲から始めた大阪の時点よりも一層覚悟を強めたことだけは、この時点でもわかった。 と思ってたら、2ndのオープニングナンバーは海のバラッドだったとか…。むっちゃエーテル(笑) ちなみに、大阪1st2ndの1曲目だった深呼吸は、2013夏のMt.Fujiで歌われた曲。まさにマウントフジ…マキ。もっと言うとフェスタもそう。 長く観ていると、どっかしらにつながりをこじつけようとすればこじつけることも可能なソースが自分の中に蓄積されるわけで、それもまた楽し、ですね。 新しい道へ踏み出します。 最初のMCで喋った。 とりあえずはそこをスルーしてライブを進める手もあったけど、冒頭でちゃんと処理したのはすごくよかったと思う。 しかし、繰り返すが、この時点では何の具体性もなく、スローガン的な説明のみである。 2)アカシア ソロでもおなじみな曲。 旅立ちの日ツアーではフルバンド演奏され、その後も何度かセトリに入っている。 オリジナルのイントロを生かして、アコギで見事に再現する藤巻亮太。 ギターで魅せてくれるのはうれしいね。 そして、やはりメッセージを感じる。 ただし彼自身の口から出た言葉は、 「春のファン祭りなのにもう全然春じゃない」 「今年は何もかも早い」 「アカシアってもう咲いてないよね」 程度の、至って他愛もないものだったが(笑) 2ndでは、2曲目をマスターキーに変えてきたらしい。 メッセージあるところを選ぶ傾向は、やっぱ絶対ありますよね。このファン祭り。 3)指先 ここでも「新しい世界に…」とのMC。 彼のソロ活動開始に大きく関わっている曲である。 実際のソロデビュー曲は光をあつめてだが、結果的にみると、単にタイミングがソロデビューに重なっただけな感がなきにしもあらずで、ソロ云々というよりは、震災に特化した曲と言ったほうがいいだろう。 ひとつの区切りをつけてまさに新しい世界へ歩み出す、という想いは、この指先に載せられている。 何度も何度も「新しい道へ」「新しい世界へ」「自分の足で立つ」と繰り返す彼は、いま考えてみれば、どうにももどかしい思いがあったに違いない。 バラせるのは、2ndの、最後の最後。それまでは、なんとも中途半端な言い方しかできない。 1stの参戦者が、拍手はしながらも何か釈然としないモノを心に抱いていることを、彼はわかっていただろう。実際、1st打ち上げの席でも「なんか奥歯にものが挟まったような言い方だった」ということで意見の一致をみている。 ところでこの日の声は、やや苦しい日の順番がめぐってきた感じ。かすれが少し目立ち、高音も時々引っくり返る。 ただ、出てないというほどではない。ピッチも取れている。 構造的にそれほど音響が良いほうではない感じもするビルボードの、ステージ真横の上方で聴いててそのレベルならば全く問題はないと思われるのだが、野外だというのに恐ろしいほど上手すぎた2017サマステが既に私の基準点になっていて、ハードルが上がっちゃってるんですよね…。 4)Wonderful&Beautiful 東名の渋滞が…なんてことを喋られると、アレ、期待しちゃいますわね。 蜃気楼。 渋滞で車線あちこち変えてみるけど結局同じことだとか言って、それはまさにスキー板状態なわけで、大阪でもやったわけで、まあ普通に絶対W&Bなんです。 でも、東名の渋滞とか言うから。 W&Bは東名じゃなく首都高だよな…まさか…と。 けっこうドキドキしてました。 もちろん、W&Bもぜひ東京でも演ってもらいたかったですよ。 ここまでのセトリが、指先以外は大阪と違ってて、W&B、五月雨、フェスタの3点セットをはたして東京でも歌うのかどうかわからない状況だったから、蜃気楼ではなかったけど前回「僕らは」だと勘違いしたギターのイントロがはじまって、まずはホッと安心。 確か大阪ではイントロにピアノが全く入らなかったはずだけど、ここ東京では歌い出し直前の2小節分だけ、あの分散和音のフレーズが入った。やっぱW&Bにはアレほしいよね。 5)五月雨 大阪の野外フェスではSakuraを用意したけど もう散ってた ファン祭りの企画を立てたのはまだ冬のうちで、 5月っていえば春だよね、って感じだったんだけど、 東京のライブは6月だし、もう春でもないし… なんだかな〜 みたいなことをちょいグダり気味に話してからの、五月雨。 ここは、グダりながらもやたらと5月5月言ってたから、ああやっぱW&Bからの3曲は大阪と同じなんだなと安堵する。その次は間違いなくフェスタだろう。 となると、大阪東京どちらでも歌ってくれる曲は、指先も含めてすべて彼(彼ら)の節目節目に居た曲たちということになる。本ラスが大阪と同様にアイランドであろうことも、この時点でほぼ確信した。 角度的に、彼がネックを握る手元が全く見えず、左手の神がかった動きを拝めなかったことは残念だけど、本当にまた聴けてよかった。 ホントのこと言うと、東京でのお目当てはほぼ9割方、五月雨でしたから。 6)フェスタ 山梨にフェスタ小瀬ってとこが昔あって そこでいろいろイベントとかやってて 曲名そこから取ったんだよね もうフェスタでいいか、なんて(笑) その由来、以前にYouTubeにupされていた映像のMCで聞いた気がする。 今はもう、映像を探し当てることができない。削除されたのかアップロード者が自分で下ろしたのか、それとも単に私のITスキルが低いだけなのか。 何年か前(おそらくは2011〜2012年頃)にYouTubeで見たときは「ああ…若いな…演奏ヘタだな…スレてないな…シャベリも全然だな…なんかふつうの公園みたいなとこだな…これ一応フェスなのか…」ぐらいしか思わなかったけど、今にして思えば、そのものズバリ、レミオロメンがフェスタ小瀬でフェスタを演奏しているヤツである。 実際にレミオロメンがそこでフェスタを演ったという事実には、YouTubeではなくGoogle検索でなんとか行き着くことができた。 映像を見たのはせいぜい2〜3回だから、細部まで鮮明に記憶しているわけではないけれど、いま見ることができるどんな映像よりも野暮ったくシロートくさい若き藤巻亮太は、「この日のためにつくった新曲、その名もフェスタ」みたいなことを確かに喋っていた。 でも、そんな古いエピソードを15年後のいま話してくれるなんて。 気持ちが、その頃に近いんだね。きっと。 ソロデビュー当初も、そんな感じだった。 戸惑いながらもガムシャラに走るときの彼は、揺れたり折れたり危うかったりもしたけれど、懸命に伝えようとする一途さがあった。 インディーズから、メジャーへ レミオロメンから、ソロへ 小林武史の傘を抜けて、独立へ うまく畳めない傘についた水滴は、バットみたいに振り下げた。 花が咲くかどうかはまだわからないけれど、彼が決断したことを、私は無条件に応援する。信じる。 たとえ、勘違いの果てに傷ついたとしても、一緒に笑いたい。 なんかイロイロ引用し過ぎてどの曲のレポだかよくわからんようになっちまいましたけど(笑)、この日のフェスタのイントロは、大阪でやった長いストロークから始まるバージョン(アカシアツアーの頃のやつ)ではなく、アルペジオ始まり(ファーストワンマンのやつ)に変わってました。 過去のライブ映像でしか知らなかった2パターンの両方を聴けたなんて、実に素晴らしい! 7)花になれたら この曲、盛り上げようとしてブッ込まれると何かムリヤリ感を禁じ得なかった昨今の私なのですけど、こういう「花になれたら(独唱)」的に持ってこられれば、また違う感じで入ってきますね。 かといって、ロックバージョンになる前のライブ発表当初の雰囲気とも違う…と思う。 彼がこの曲を(多分)すごく気に入ってる理由が実はいまだによくわからないのだが、大阪東京共通のソロ曲は指先と花になれたらとアンコール曲の3つだけ。特に後の2つは最近のどのライブでも必ず演奏している。 花になれたらが生まれた時期には、他にも多くの曲がライブ限定で披露されている。 単純に確率だけで見れば、あとあとまで生き残るだけでも難しい。まして、ライブで初披露してから2年後にアルバム1曲目に収録され、その後もライブに欠かせない曲という地位を手に入れるなどというのは、ほとんど稀有といってもいいだろう。 運の強い曲だ。 彼自身が与えた強運とはいえ、今後の船出に携えておくべきお守りなのかもしれない。 8)南風 節目感とメッセージで攻めてきた今回のセトリからは若干浮いてる感もあるセレクト。 本来は、こういう、楽しく盛り上がれる曲をもっと入れて、そこにソロ初演奏のレミオ曲もからめるような感じでラフデッサンを描いていたのではないだろうか。お祭りなんだし。 でも、企画時点とはいささか彼の状況が変わり、「祭り」というコンセプトよりも、藤巻亮太の過去から現在に至るさまざまな想いを押し出すような曲が主体になってしまった。これには、一応リクエストに応えたテイにした五月雨やフェスタも含まれる。 私にとっては大歓迎なことなんだけど、お祭りっぽいかぽくないかといえば、ぽくないかもしれない。だからといって、ハッピ着て春祭なんていうモードにもなれない。 そんなこんなの中庸を取った結果の、南風、なのかと。 たぶん考えすぎだけど(笑) 手拍子からサビでワイパーへ移行すると、演者側からは、あれ?盛り下がった?と一瞬感じてしまうらしい。パンパンと賑やかだったのが急に静かになるから。 言われてみればなるほどなんだけど、私にとっての南風は、ワイパーを待つウズウズ感と、ワイパー終わって手拍子に戻るときの切り替わりの高揚感がほぼすべてだといってもいい。 なので、アコギのオールシッティングであっても、やっぱ南風のサビはワイパーがいいな。 9)アイランド 東京でも、竹の節目トーク。 ひとつひとつ節をつくりながら、成長する 歌詞は暗いけど、僕にとっては とても前向きになれた曲だった そんなことを話してくれてからの、神曲。 いま前向きにならないでいつなるの!ってぐらいの大勝負にこれから挑むのだから、ここでまた節目を刻んでおく必要は絶対あったに違いない。 そして、ソロの6年間には、たぶんレミオロメン時代とは少し違うカタチの「答えを待ち居場所無くし汚れてしまった」があったのだろう。 そこから、次のステージへ。 彼の純粋のような旅立ちは、2006年のアイランド、2012年のソロ転向、そして2018年の独立と、ちょうど6年周期で巡っている。 もっと言えば、2006年のさらに6年前は、レミオロメンの結成だ。 と、こんなふうに私自身が前向きにとらえられるようになったのも、実は2ndが終わってからのことです。 東京1stリアルの時点では、本ラスのアイランドに至っても、今後に対する不安60期待40ぐらいが正直なところ。始まる前の不安80よりはいくらか好転したかな、という程度でした。 アンコール)日日是好日 2ndでマウントフジマキを発表したのは、アンコールで日日是好日を歌う前。 観てはいないので聞いた話だけど。 2ndでは、途中のMCも1stに比べると歯切れがよく、独立に対する彼自身の姿勢がより鮮明に感じられたらしい。だから、1stよりは参戦者の精神衛生的に良い状態でライブが進んではいたと思われる。 そこへきて、アンコール前のビッグニュース。 そりゃあ大喝采だったでしょうね。独立?大丈夫なの?とみんな不安だったところへ、思いもよらぬステキすぎるプレゼントをくれたわけだから。 こりゃホントに、藤巻ファンの総本山的フェスになりますよね。 今までフェスで最初から最後まで居たことなんて一度もないけど、藤巻オーガナイザーならばぜひとも完全参戦しなければ。 喜びと安堵感と期待感の中で歌われたであろう日日是好日。 その場にいたかったなぁ。 あ、もちろん1stの日日是も、決して悪かったわけではない。 大阪同様に、今この時を躍動している38歳の藤巻亮太を、きちんと感じることが出来ました。 ただ終演は、やはり「新しい企画してます!」というフワッとした宣言を残すのみで、河野さんと二人、客席の間を抜けて退場。 私は、ワーっと拍手はしたけれど、だからそれって何?…独立ってどういう?…と、まだ淀んでた…かな。 独立騒動などがなく、大阪の感動をふまえて東京でも純粋にレアなセットリストを楽しむ気持ちで参戦していれば、かなり満足して会場を出ることができていたはず。曲数少ないのも大阪でわかっていたし。 でも、こんなことが言えるのも、彼が期待以上のものを私たちに与えてくれたからこそ。 独立して、活動が今まで以上にしぼみそうだったり、五里霧中な状態のままだったりしたら、気持ちは今と全然違っていた。1stでは煮え切らなかった、2nd参戦できなくて悔しい!もへったくれもない。1stも2ndも不安なままだったはずだから。 ライブ終わりのリアルの時点と、終わって1時間半後の時点とでこれほど受け止め方が変わったライブは、今回が初めてです(笑) で、これから、なんですがね。 twitterでもちょっとつぶやいたりしたけれど、ソロになってかなり業界内の付き合いも増えてきたとはいえ、まだまだ開拓できる人脈はあるはず。いろいろ準備とか大変な中でも、義理立てと営業活動も兼ねて夏フェスにちょっと参加する、ってのはどうですかね藤巻さん。 集客力と実力を兼ね備えたアーティストが「彼がオーガナイズするフェスなら是非出たい!」と思ってくれたりすれば、成功は約束される。これまでネームバリューと集客力が若干アンバランスだった彼自身のソロワークにも、必ずや良い影響を及ぼすと思うのです。 まだ、不安もある。 でも、楽しみの方がずっと大きい。 ありがとう。 そして、頑張れ! 私らも一緒に頑張る。
by hato0929
| 2018-06-09 20:30
| レミオロメン
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Comments(6)
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sai
at 2018-06-11 15:12
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更新お疲れ様です。
管理人様の記事を読むまでが藤巻亮太のLiveだと思っているので、今回も心待ちにしておりました! 個人的にはwonderful &beautifulが聴けて驚きました。レミオロメンでないと演奏しないと思ってましたので....これで明日に架かる橋などもソロで演奏し始めたら、本当にレミオロメンは解散な気がします。独立したので、すでに解散してるようなものですが。 フェスの開催は驚きましたね。客来る?他のバンドに盛り上がり持っていかれない?等々心配ですが、駆け抜けていって欲しいですね。 今後の更新も楽しみにしております。
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コロさん
at 2018-06-12 12:39
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レポ有難う御座います。
事務所退社&独立=仕事がなくなる、干される という悪いイメージしかなく彼はこれからどうなるのか 分かりませんがとにかく10/7は楽しみですね。 はて誰が出るのか、客入りが少ない場合は 『1日限定、レミオロメン復活Live!』なんて 催しがあるのか (適当な書き込みをご容赦ください) 大阪遠征、東京レポお疲れ様でした。 W&B、アイランド、四季追い歌、 聴きたかったなぁ。
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ヨッシー
at 2018-06-13 08:58
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いつものライブレポに加え、一連の急激な動きまで更新お疲れ様です。
東京は若干セトリ変わったのですね。 レミオにハマりだしたのは偶然聞いたベストの中で、W&Bが妙に頭から離れなかったからでした。生で聴くのは無理かなと思っていたので最初は信じられなかったです。 山梨、関西からは微妙に高いハードル···(笑)
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hato0929 at 2018-06-15 19:34
saiさんコメントありがとうございます。
私のレポートを読むまでが藤巻ライブ…なんとも嬉しいお言葉。ライブレポをupする甲斐があるというものです。 プロの音楽ライターだと、与えられた文字数とか掲載する媒体の性格とか、レコード会社や事務所との業界付き合い的しがらみにも縛られたりすると思いますが、そういうの一切なしに自由に書けて、自分だけの思い入れもたっぷり入れて、それが独りよがりだろうと何だろうと気にせず…。 書くのはそれなり大変なんですけど、私のストレス解消にもなっていて(笑)、であるがゆえに今後も続けられそうです。 がしかし、ネタがなくなったり機会が極端に減ったりするとなれば由々しきこと。 自らオーガナイズするフェスというイベントのインパクトについ押されて目を眩まされますが、10月までライブやらないの…?という疑問というか不安もまたあったりね。 実際のマウントフジマキでは、盛り上がりを人にもっていかれても全然OK(笑)。むしろ、主催者を食っちゃうようなアーティストにたくさん参加してほしいですよ。それこそが、マウントフジマキの成功、だと思います。
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hato0929 at 2018-06-15 20:12
コロさんいつもありがとうございます。
前コメにも書きましたが、そこそこインパクトの大きいコトをやってくれるのでついそれに眩まされますけど、年間を通した活動が薄くなるのでは…という不安はいまだにありますよね。 まさにおっしゃる通りだと思います。干される可能性もある。ap系のアーティストのマウントフジマキ出演にはK氏の圧力がかかるんじゃないかとも。どう見ても円満退社っぽくはないし…。 ただ、そんな時(思うように出演アーティストを集められなかった時)のウルトラCとして、1日限りのレミオロメン再結成というのも、可能性としてはあるんじゃないかと。いや、アーティストの顔ぶれに関係なく、やる予定なのかもしれない。 なんてことも思ったり…ね(笑)
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hato0929 at 2018-06-15 20:47
ヨッシーさんいつもありがとうございます。
W&Bは、最初「遅れてきた都会派サウンド」の印象を持ちました。80年代に流行った杉山清貴、稲垣潤一的な。 でもよく聴けば、その都会派サウンドとやらは、多くはプロデューサもしくはプロデューサ子飼いの作曲家の手によって書かれた曲。杉山清貴さんはオリジナルのソロヒット曲もちゃんとあるけど、ブレイクのきっかけとなったオメガトライブはそもそもがプロデューサ主導のプロジェクトで、基本的に人が書いた曲でした。 しかし、天才メロディメーカー藤巻亮太が、少しの雌伏の時を経たのちに、粉雪後のウインターソングというプレッシャーもありながら書き上げ、あの声、あの歌い方(W&B出した当初はすっごい粘っこい歌い方だった)で…。 いわゆる都会派サウンドとは一線も二線も画していることに気づくまでに、時間はかかりませんでしたね。 で、山中湖。 西に住む方々からは、山梨、しかも富士山近くの山の中は行くまでのハードルが高いという声をたくさん耳にします。 東京からだと、甲府まで1時間半、富士吉田でも大月から富士急で行けるし、バスもびゅんびゅん走ってるから、まあ近くはないけど遠すぎることもない、程度の感覚なんですけどね。 ただ、今回は一応フェスなのでツアーバスは用意されると思いますよ。同じ場所でやったスペースシャワーのフェスでは、名古屋発のツアーバスがいっぱいいました。 お互いカラダもきつい年頃ですけど(笑)、くじけず頑張りましょう。
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